さてさて、水彩で塗るときに役に立つ(?)方法をお伝えしますー!主線も塗りも同じレイヤーでやろうとすると主線をマスクできない、
でもレイヤー0で塗ろうとすると塗りつぶしが使えなくなってしまう、
こういう問題をうまく解決する方法がきちんとあるのですー。
それが「レイヤー間コピー」というちょっとしたテクニックです。
(1) まずはレイヤー1にふつうに主線を描いていきましょう
(2) 主線を描き終わったら「コピー」をえらんで、
絵を描くところ全体をがばっと囲んでしまいます
(3) そのままでレイヤー0に切りかえて、絵を描くところを1回クリックします
すると、レイヤー1にあった主線がレイヤー0にもコピーされます。
だからレイヤー1とレイヤー0にまったく同じ線画があるのです。
こうすればレイヤー0でも塗りつぶしをちゃんと使うことができます。
しかも、水彩で塗っていくうちにレイヤー0の主線がうすくなってきても、
レイヤー1の主線がちゃんとあるので、全く気にしなくてもOKなのです!
でも、今度は水彩で塗ったときに主線の外側にはみ出ることがありますね。
こうなると、そのはみ出たのをちょこちょこと消すのがちょっと面倒です。
たとえば 髪の毛→顔 の順で塗るようなケースを考えます。
(1) まずはレイヤー0で髪の毛を水彩で塗ってしまう(はみ出てもOK)
ここでちゃんと髪の毛の塗りは完成させておきます
(2) レイヤー1にしてはみ出てるように見えるところを好きな色で塗りつぶします
とりあえずこの色をピンクということにしておきます
こうするとレイヤー0ではみ出た部分は見えなくなってしまいます
(3) レイヤー1のまま「レイヤー結合」で絵を描くところを囲みます
これで見えてる絵が全部レイヤー1にうつったことになります
(髪の毛の色を塗ったところもレイヤー1にうつってしまいますが)
(4) さっきのピンクを塗ったところでマウスの右ボタンをクリックします
すると、そのピンクの色をえらぶことができたはずです(スポイト機能といいます)
(5) 「通常」とか「マスク」と書いてあるところでマウスを右クリックします
すると、そこにあった色がそのピンク色に変わったと思います
(6) そこを何度か左クリックして「逆マスク」を選びます
(このとき、そのピンク色の上にしか絵を描けなくなります)
(7) 「消し四角」をえらんで、絵を描くところ全体を囲みます
すると、そのピンク色の部分だけがきれいに消えてしまいます
ピンク色を逆マスクすると、ピンクの上にしか描けない&消せないことになります。
これと消し四角を組み合わせてうまく利用したということですー。